■PE新工法
■ダイレクトグラビア印刷とは
ポリマーグラビア印刷とも呼ばれるこの印刷方法は凹版印刷の一種で、樹脂製の版にレーザーによりグレイビング(彫刻)製版し、版の全面に塗布したペーストをドクターで掻きとり、凹部に残るペーストを印刷物に直接転写して印刷を行う方法です。
ダイレクトグラビア印刷は電子材料ペースト印刷の分野で
・細線の可能性
・ペーストのアスペクト比の優位性
・絶対寸法精度の優位性
・印刷速度の高速化
などが再認識されその応用分野が期待されています。
弊社ではダイレクトグラビア印刷の分野でもお客様のあらゆるごニーズにお応えできるよう研究を重ね、すべてのシステムを構築しました。
特にプリンテッドエレクトロニクスの分野では、専用の銀ペーストからフィルム用のロールツーロール式全自動印刷機まで、スクリーン印刷とは違った角度から、皆さまの希望にそえる体制を確立しています。 選択肢の広がりは生産技術の分野で多いに歓迎されるものです、ダイレクトグラビア印刷も選択肢の一つとして貴社の生産に貢献できると考えています。
印刷主要部と画像処理位置合せ機構 | スクリーン印刷ラインと互換性を持ったフィルム搬送機構、操作盤 | 電子材料ペーストはIR硬化、UV硬化などを揃え、目的に合わせて製作します。 専用銀ペーストの情報はこちら |
■DG500 RtoR-MIP 仕様
ワーク巾 | 最大500mm | ドクター圧 | 手動、デジタル表示 |
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ワーク厚み | 0.05~3mm | ドクター角度 | 15~85° |
印刷面積 | 450×450mm | 位置合せ機構 | CCDカメラ |
版形状 | スリーブ方式 | 開台ワーク径 | MAX 500mm |
版サイズ | 235φ×600mm | 開台位置合せ | 端面、光学式 |
印刷速度 | 350mm/秒* | 機械重量(本体) | 4500Kg |
印圧 | 1μmピッチ | 電気容量 | 200V 3相 60A |
ドクターブレード | 各種取付け可 | 機械寸法(本体) | 2500×2085×1745mm |
*ドライサイクル (本体)表示は開台、後部バッファ部を含まない。
■特徴
・高速連続印刷
・スリーブ式版採用で版交換の高速化
・ロールツーロール方式のワーク搬送
・MIP(CCDカメラ画像処理位置合わせ) による位置合わせ(PAT.P)
・主要な印刷要素はサーボモーター制御 ・版の自動クリーニング
本技術は経済産業省の戦略的基盤技術高度化支援事業(通称サポイン)の対象に採択され基礎技術の開発、ノウハウの積み重ねを行いました。 そして新たな技術分野として確立し、いろいろな生産現場での利用を提案できるようR&D用や小ロット生産用の半自動印刷機も製作しています。