スクリーン印刷への入門や、商品開発のためにスクリーン印刷法をテストするための簡単な目安として、必要な資機材を表記しました。詳しくは弊社までご連絡下さい。
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ポリエステルスクリーン・ステンレススクリーンがあり、ポリエステルスクリーンが一般的です。メッシュ数は70メッシュから420メッシュまで、印刷画像の細かさから選定します。一般的な印刷では200メッシュから300メッシュです。
※メッシュとは1インチ辺りの糸の本数 -
印刷画像の面積が版枠の内側面積の40%以下になるよう選択します。印刷画像の専有面積が少ないほど寸法安定性に優れています。
※理想は20%以下 -
印刷時に印刷物と版は密着させず1mmから3mm程度の間隔を確保するとキレイな印刷ができます。間隔を大きくしすぎると寸法安定性が落ちるため、クリアランスを確保するためにはWHT刷台やブリッジホルダーなどが必需品です。
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ウレタン製のブレードが一般的です。ブレードの硬度により印刷結果が異り、柔らかいものはインキが多く出て厚膜になり、硬いものはインキが少なく出てシャープな印刷結果になります。硬度の目安はスキージブレードの色で分けてあり、緑(軟質(65度))青(中硬(73度))黄(硬質(83度))となっています。スキージの長さは印刷画像の幅より5cmから10cm長いものを選びます。短いと端の印圧が逃げ、長すぎると版にストレスがかかり画像が歪みやすくなるので注意が必要です。
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ほとんどのインキ・ペーストは印刷の前に、練盤やインキヘラで攪拌をして粘度を一定にする必要があります。印刷対象物や、印刷の目的によって選択します。
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スクリーン印刷ではインキが厚く印刷されるので速乾性がありません。そのため、乾燥させるためにドライラックが必要となります。サイズ別、印刷物の重さ別に選択できます。
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インキ・ペースト・溶剤から皮膚を守るための耐溶剤性グローブ(ミノグローブ)、印刷物の静電気を除くミノスタット、版のインキによる目詰まりを除去するスクリーンスプレー、印刷物の刷台上で位置合わせを行う位置合わせシールなどがあると印刷時に便利です。